ちょっとした段差で倒れそうになった…。夜中や運動時、足のつり（こむら返り）が起きる…。等の経験ありませんか？「老化は足から」と言われるように30代をピークに加齢とともに筋肉量が減少します。中年期以降は腰や膝の痛みを訴える人も増えますが筋肉の衰えが原因のことも多くあります。
歩くことが脚や健康に良い事はよく知られていますが、現在では単に「歩く」だけでなく歩く「質」も重要であることが分かっています。
また、歩数が多ければ多いほど健康に良いというわけではなく、過度な運動はストレスになり免疫機能を下げるリスクがあるともいわれています。
　中之条研究（群馬県中之条町の住民に対する疫学研究）によると、「一日8000歩、速歩きなどの中程度運動20分以上」が適量だというデータがでています。
　また、厚生労働省のメタボリックシンドローム対策にも「速歩」が勧められています。
ここで言う速歩とは”なんとか会話ができる程度の速歩き”のことです。鼻歌が歌えるくらいの状態だと遅すぎますし、競歩などのように会話ができないほどの歩き方だと遅すぎます。
仕事が忙しくて歩く時間がない！という人は仕事の帰り道に5分の速歩をお勧めします。
正しいウォーキング法は視線は自然に前を向き頭を上から引っ張られているような気持ちで背筋を伸ばします。
肘を曲げて腕を振り、足は後ろ足のつま先で地面を踏み込むようにして重心を前に移動させます。
あとは適度な水分と前後にストレッチをお忘れなく！
季節を感じながら歩くのもいいかもしれません。
　１日の歩数が2000歩以上で寝たきりを防ぐとも言われ、5000歩以上で中程度運動を7分半以上することで認知症や心疾患、脳卒中を防ぎ、7000歩以上中程度運動15分で動脈硬化や骨粗しょう症予防（特に女性は閉経以降女性ホルモンが減少する影響で骨が脆くなるので骨の形成に必要なビタミンDが生成されるよう身体の一部を日光に当てながら速歩きすることをお勧めします）　高血圧、糖尿病予防には8000歩以上中程度運動20分以上がいいとされています。